カテゴリー

• 症状

症状

軽度(小さなヒビ程度)であれば歯肉の腫脹や咬合痛、冷水痛などの症状が出るが、重度(歯根が縦に割れる)では何もしなくてもズキズキと痛むようになる。
神経のない歯に歯根破折が起こった場合、自覚症状がなくても破折部から細菌が入り込み歯肉腫脹や排膿などが起こる。

原因

歯根破折は次の4つの原因で起こることが多い。

1. 外傷（転倒などで強い力が加わった時）
2. 歯ぎしりや食いしばり（歯に対して常に強い力が加わっている状態）
3. 不良な被せ物（適合の悪い被せ物があると、特定の歯に負担がかかる）
4. 弱った歯（抜髄などにより歯髄(歯の神経)を失った歯は強度が低下する。すると強い力が加わった際に容易に破折する。）

治療法

治療法は破折部位、大きさによって異なる。
歯の保存が可能な場合は歯髄処置や破折片の再着を行うが、歯に対して垂直に破折した場合は保存不可能な場合も多く、抜歯となることが多い。
抜歯を行った後はブリッジ、義歯(入れ歯)、インプラントなどの治療に移行する。