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プラークコントロール

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概要

歯垢(プラーク)を取り除き口腔内を清潔に保つこと。すでにある歯垢(プラーク)を除去するだけでなく、それらが再付着しないような口腔内環境に整えることも重要である。

目的

う蝕(むし歯)や歯周病を予防したり、口腔内環境を改善すること。プラークが放置されると、唾液などと反応して固い歯石へと変化する。歯石になるとセルフケアでは除去が難しく、汚れや細菌の温床となる。そのため歯垢(プラーク)であるうちに、除去することが重要である。

方法・種類

プラークコントロールは、自身で行うセルフケアと、歯科医院で行うプロフェッショナルケアに分けられる。セルフケアでは、正しい知識・技術を用いて歯磨きを行い、フロスや歯間ブラシなどといった補助清掃用具の併用も重要である。近年ではプラークが付着しやすい食生活となっていることから、間食の回数や時間を決めたり、喫煙など生活習慣を見直したりすることも、プラークコントロールのうちの1つと言える。

これらに加えて、プロフェッショナルケアとして自身では除去しにくい部位の清掃や、定期的なスケーリング(歯石除去)、PMTC(機械的歯面清掃)を実施することで、口腔内環境の改善が期待できる。歯肉縁下のプラークコントロールはセルフケアでは対応できないため、定期的なプロフェッショナルケアを受けることが非常に重要となる。