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• 症状

概要

睡眠中の歯ぎしりまたは食いしばりのこと。

睡眠時ブラキシズムでは、覚醒時よりも大きな負荷がかかる可能性があり、以下のようなリスクがある。

• 歯の磨耗
• 歯根破折
• 咬合性外傷による歯周病の悪化
• 顎関節症の発症
• 補綴物の脱離
• 歯周組織の損傷　など

原因

以下のようなさまざまな因子が睡眠時ブラキシズムに関与しているとされる。

• ストレス
• 性格
• 遺伝
• 生活習慣（飲酒・喫煙・睡眠障害）
• 特定の疾患（中枢神経系の障害、睡眠呼吸障害）　
• 服薬によるものなど

治療方法

原因因子は患者によって異なるため、原因に応じた治療が必要である。

• ストレス、生活習慣が原因と考えられる場合：
  ・ストレスの原因となっているものの排除
  ・嗜好品に関する指導
  ・睡眠環境の改善　など
• スプリント療法
• 服薬が原因と考えられる場合：服薬内容の変更・中止

スプリント療法は、睡眠時にマウスピース型の装置を歯に装着することで、睡眠時ブラキシズムによる過度な負荷が原因の歯の磨耗、補綴物の脱離などを予防する目的で使用される。