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• 症状

概要

顎関節症とは、顎関節やその周囲の筋などに痛み・障害が起きている状態のこと。主な症状は以下の通りである。

• あごが痛む(顎関節・咀嚼筋痛)
• 口が開かない(開口障害)
• あごを動かすと音がする(顎関節雑音)

これらの症状によって大きなものや硬いものが食べにくくなったり、あごの音でストレスを感じる場合がある。またこれらが頭痛や首・肩の痛み、腰痛などにつながることもある。

原因

顎関節症は、さまざまな要因が絡んで発症する。リスク要因となるのは以下のようなことである。

• 顎の周囲筋の緊張
• 生活習慣・癖
• 噛み合わせの悪さ　など

なお顎関節症の原因となり得る生活習慣・癖には以下のようなものがある。

• 歯ぎしり・食いしばり
• 頬杖
• 猫背・姿勢の悪さ
• 片側での噛み癖　など

治療方法

顎関節症の治療方法には以下のようなものがある。

• 生活習慣・癖の改善
• マウスピース装着
• 服薬
• マッサージやホットパック　など

基本となるのは、症状の原因となっている生活習慣や癖の自覚・改善である。併せてマウスピースを作製し、歯や顎関節への負担を和らげる。痛みが強い場合は鎮痛薬の服用も行うが、症状が改善されない場合は顎関節に注射を行うこともある。