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シェーグレン症候群

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概要

シェーグレン症候群は涙腺、唾液腺を始めとする全身の唾液腺に慢性的に炎症が起こることで、分泌腺が破壊され、ドライアイ、ドライマウスといった乾燥症状が引き起こされる病気のこと。原因は明らかになっていないが、免疫機能に異常が起こり、自分自身の正常な組織にまで反応して攻撃することと、遺伝、環境、女性ホルモンの関連が示唆されている。

シェーグレン症候群では、以下のような症状が現れる。

  • 目の乾燥によるもの
    • 目の異物感・違和感
    • 目の痛み・かゆみ
    • 角膜・結膜の損傷
    • 視力低下 など
  • 口腔内の乾燥によるもの

皮膚や鼻など全身において乾燥が見られることもある。

さらに以下のような症状も見られることがある。

  • 全身の倦怠感・うつ症状
  • 関節炎
  • 唾液腺・リンパ節の腫脹
  • 神経障害
  • 腎障害 など

治療方法

シェーグレン症候群を根本から治療する方法は無い。そのため対症療法が中心となる。

  • 目の乾燥に対する治療
    • 点眼薬の使用
    • 外科的療法
  • 口腔内の乾燥に対する治療
    • 服薬
    • 人工唾液・保湿剤の使用

全身症状に対しては、症状に合わせた薬物治療が中心となる。例えば、うつ症状には抗不安薬や抗うつ病薬の投与、関節痛に対しては非ステロイド系抗炎症薬の投与などである。なお重度の場合は免疫抑制剤を使用することもある。