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象牙細管

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概要

象牙細管とは、象牙質に無数にある細い管のこと。歯髄からエナメル象牙境(エナメル質と象牙質の境目)近くまで放射線状に存在し、中には象牙質を作る象牙芽細胞と組織液が入っている。役割は象牙質の形成・維持をすること。さらに、う蝕や、冷水、ブラッシングによる凍み、痛み等、象牙質表面側に伝わった刺激を歯髄へ伝えることである。

関連する疾患

象牙質知覚過敏症。加齢などによる歯肉退縮・歯根面の露出が起こると、象牙細管へ刺激が伝わりやすくなると同時に歯髄へも刺激が伝わりやすくなる。
しかしながら加齢によって象牙細管の口径は細くなるため、象牙質が露出しているからといって必ずしも象牙質知覚過敏症が起こる訳ではない。