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歯肉退縮

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症状

歯肉退縮とは、歯肉が下がり、歯根表面が露出した状態のこと。歯肉退縮自体に自覚症状はないが、歯根表面が露出することにより、冷たい食べ物が染みる等の知覚過敏の症状が現れやすくなる。

原因

原因は様々。日常の中で気をつけたいのは過度なブラッシングである。強すぎるブラッシングは歯肉にダメージを与え、歯肉退縮を引き起こす。
また、歯周病(歯槽骨の吸収がある)の場合、歯石を除去すると、腫脹していた歯肉が引き締まり、歯根が露出する可能性があるため、治療後に歯肉退縮が起きやすくなる。
咬合性外傷によっても引き起こされるケースがある。

治療方法

多くの場合、歯肉退縮で治療はしない。
「根面被覆術」と呼ばれる、外科的治療(歯肉の移植)を行うケースもある。

対策

適切なブラッシング方法を習得する。とりわけブラッシング圧のコントロールが重要。
定期的な歯科へのメインテンスで、クリーニングすることで、歯周病の進行防止になり、結果的に歯肉退縮の予防にも繋がる。