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歯科の辞典
再石灰化
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概要
飲食などにより口腔内のpH(酸性度)が酸性に傾くと歯の表層のカルシウムやリン酸が溶け出す。
唾液は酸性に傾いた口腔内のpHを中性に戻し、溶け出したカルシウムとリン酸を補給する。
この歯から溶け出したカルシウムやリン酸を再度取り込もうとする働きのことを再石灰化という。
再石灰化が起こるときに以下の要因があると再石灰化がうまくいかない場合がある。
- だらだら食べ
- 口腔清掃状態が悪い
- 唾液の質・量 など
例えば間食の時間を決めずにだらだらと食事をし続けていると、口腔内が酸性になっている時間が長くなる。これにより唾液が十分に作用せず再石灰化を行う時間が短くなり、再石灰化がうまくいかず、う蝕(むし歯)が進行しやすくなる。
再石灰化とフッ化物
フッ化物には再石灰化を促す働きがあり、う蝕(むし歯)の予防や進行抑制に効果的である。フッ化物を歯に取り入れる方法には以下のようなものがある。
自宅でのセルフケア
フッ化物入り歯磨剤や洗口液の使用