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歯科の辞典
マウスピース矯正
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概要
マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットではなく透明なマウスピースを使った歯列矯正方法である。シミュレーションをもとに形状の異なるマウスピースを複数枚作製し、一定期間ごとに交換し装着する。これにより時間をかけて少しずつ歯に力をかけていき、歯列不正を改善させていく。ワイヤー矯正と比較するとマウスピース矯正は身体的負担が軽く、目立たないが、歯列改善に対して不確実性が高いと言われている。
ワイヤー矯正との
比較
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
見た目 | 装置が目立たない | ワイヤーを装着していることが見た目でわかる(裏側矯正の場合はわかりにくい) |
付け外し | 食事中に外すことができる | 自分で外すことはできない |
通院回数 | 少ない | ワイヤーの調節のため多い |
適応 | 適応症例に限りがある | 幅広い症例に適応できる |
その他特徴 | 金属アレルギーの心配がない。 ただし長時間の装着が必要(1日20時間以上)で、本人の装着努力によって治療効果が左右される | 歯の並び方などを細かく調整できる。ただ、食事や歯みがきがしづらい |