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歯科の辞典
斑状歯
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概要
歯の形成期(満8歳まで)にフッ化物を過剰摂取したことによって起こる歯の石灰化異常のこと。歯面が白濁〜褐色調に色調変化した状態。また、以下のような特徴がみられる。
● 左右対称
● 水平な縞模様
● 健全な歯面との境界は不鮮明
軽微なものから重度のものまであり、これはフッ化物の摂取量やその期間などによる。また重度の場合はエナメル質の石灰化不全により実質欠損を伴うが、現在は重度になるほどの過剰摂取は非常に稀である
治療方法
前歯部など審美性が気になる場合は以下のような処置を行う。
● コンポジットレジン充填(該当部位を切削し、レジンを詰める)
● 補綴修復(ラミネートベニア・レジン前装冠)(歯の表面を一層切削し、被せる)