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コンポジットレジン充填

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概要

う蝕(むし歯)で歯を削った部分に、レジン素材の一種であるコンポジットレジンという材料を詰める処置のこと。「CR」「CR充填」「レジン充填」と呼ばれることも多い。う蝕部位を切削したところに用いられることが多いが、歯の破折や咬み合せによる摩耗部分の修復などに用いられることもある。

コンポジットレジンは色や光の透過性、柔らかさなどでさまざまな種類に分けられ、処置を行う歯の部位や色によって使い分ける。強い力がかかると欠けたり割れたりする可能性がある点、経年劣化により変色が起こることがある点に注意が必要。

目的・適応

治療の目的はう蝕を削った部分や欠損部を補い、機能の回復・見た目を改善させたりすることにある。う蝕の段階としてはC1C2が適応となる。コンポジットレジンを使えば、歯の切削量を最小限に抑えることができ治療も短時間で済む。しかし、う蝕を削った後の形態や大きさによっては、コンポジットレジン充填が困難になることもあり、その場合はインレーによる修復が行われる。

治療の流れ

コンポジットレジン充填の流れは概ね以下の通りである。

  1. う蝕の除去・歯の切除
  2. コンポジットレジンを充填する
  3. 光を照射して硬化させる
  4. 嚙み合わせの調整