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歯科の辞典
アフタ
カテゴリー
症状
アフタとは粘膜に発生する円形の潰瘍状病変のこと。歯科ではアフタ性口内炎として扱われることがほとんど。アフタ性口内炎はもっとも一般的な口内炎であり、以下のような症状・特徴がある。
- 強い痛み
- 円形〜楕円形
- 表面は白〜黄色がかった灰色、その周囲は赤色
- 1〜10mmほどの大きさ
- 1〜数個集まって発生
- 治癒後も再発する可能性がある
特に強い痛みの出るのが特徴で、飲食物や歯ブラシなどが触れただけでも強く痛んだりしみたりする。
好発部位
- 口唇
- 舌
- 歯肉
- 頬粘膜
- 喉
アフタが発生する詳しい原因は明らかになっていないが、ストレス・疲労や生活習慣の乱れ、外的刺激などが要因になるとされている。口腔粘膜に外的刺激が加わりやすい歯列矯正中や歯の生え変わり時期の小児、女性に起こりやすい。
治療方法
治療しなくとも1〜2週間で自然治癒することが多い。再発を繰り返していたり痛みがひどかったりする場合は治療を行うが、症状を和らげるための薬剤塗布・服用、生活習慣や口腔内環境の改善など対症療法が中心となる。
なお2週間以上経過しても治癒しない場合は、口腔がんなど他の疾患も疑われるため医療機関への受診が必要である。