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口内炎

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症状

口腔内や口唇の粘膜に生じた炎症のこと。ただれや潰瘍などを引き起こす。
口内炎で最も多くみられるのが、アフタ性口内炎と呼ばれるもので、粘膜に白い潰瘍ができ、その周りが赤く炎症し、痛みを伴う。
また、一度治癒してもまた再発を繰り返す場合は、再発性アフタ性口内炎とも言われる。

原因

口内炎が出来る明確な理由は判明していないが、
栄養不足、免疫力の低下、その他ストレスや疲れからも発症すると言われている。
この他、自分で口腔内を噛んでしまったり、歯ブラシで傷つけてしまった際、そこに菌やウイルスが入って口内炎が出来ることもある。その他、入れ歯や矯正器具合等の、物理的刺激が原因となって発症する場合もある。

治療方法

原因が機械的刺激だと判明している場合は、入れ歯を調整したり、矯正器具が粘膜に当たりすぎないよう保護する。また、ウイルス感染だと判明している場合には、抗ウイルス薬の処方を行う。
ほとんどの場合、原因自体がはっきりとしないので、炎症を鎮める塗り薬や貼付剤、菌の繁殖を抑えるために口腔清掃、TBI、洗口剤の処方を行うことが多い。

予防・対策方法

ビタミンA/B/Cを中心にバランスの取れた食事を心がけ、十分身体を休め、規則正しい生活を送ることで口内炎を予防できる可能性がある。
また、口腔衛生状態が悪いと治癒を遅らせるほか、悪化する可能性もあるため、気になっても触らず、口腔内を清潔に保つことを心掛ける。