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• 処置・治療方法

概要

咬合調整とは、咬み合わせを調整すること。天然歯や人工歯を削って行い、切削量は最低限とし、人体に負担を与えないようにすることが基本。早期接触(口を閉じる過程で歯の一部分だけが先に接触すること)や咬頭干渉(顎を動かす際に妨げになる程度の歯の接触)などがあり、咬合状態が良くないと、歯周組織や口腔周囲筋に負荷がかかり咬合性外傷や顎関節症、の要因になることがある。さらに全身の筋肉にも余計な負荷がかかり、常に筋肉が緊張している状態になるため、肩コリ、首コリ、偏頭痛、耳鳴り、腰痛、膝痛などの要因となることもある。

目的・適応

上下顎の歯がしっかりと咬み合い、バランスの取れた状態にすること。これにより咬合力を全体に均等に分散させ、歯周組織や顎関節への負担を軽減することができる。

治療の流れ

咬合調整の流れは概ね以下の通りである。

1. 検査
   　a. 触診・視診
   b. 咬合紙を使った方法
   c. 印象材や咬合検査用ワックスを使った方法
   d. 聴診・咬合音検査法　など
2. 天然歯・人工歯の切削
3. 確認