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概要

舌痛症とは、口腔内粘膜に異常が無いにも関わらず舌に痛みを感じる症状のことである。

「ヒリヒリと灼けるような痛みや、チクチクと刺すような痛みが1日2時間以上・3ヶ月以上持続する」ものが舌痛症と診断される。
一般的にはヒリヒリする、ピリピリする、灼熱感がする、痺れている、しみる、味がおかしい、などの訴えがをすることが多い。

原因

明確な原因は不明。しかし更年期以降の女性患者が多く、不安症やうつを伴っている者が多いことから、閉経によるホルモン変化や心理的要因の関与が指摘されている。
また、糖尿病やシェーグレン症候群、神経障害等、何らかの疾患が原因で舌に痛みを生じている場合は二次性舌痛症と呼ばれる。

治療方法

心理的要因の関与が疑われる場合には、精神科・心療内科の受診を勧める。不適合補綴物や口腔清掃不良などにより舌に疼痛を感じている場合は、歯科治療により改善を図る。なお二次性舌痛症の場合は、内科や耳鼻咽喉科、皮膚科等の受診が必要になることもある。