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症状

唾石とは唾液腺の中の導管にできる結石のこと。唾液腺は大きく顎下腺・耳下腺・舌下腺に分けられるが、唾石のうちほとんどは顎下腺に生じる。

唾液腺内に唾石が生じると唾液腺の閉塞により唾液の行き場が無くなり、唾液腺の腫れ・痛みが起こる。そのため食事時など唾液量が増えるときに症状が強まり、時間の経過とともに症状が弱まることが多い。なお無症状のこともある。

原因

唾液腺内に混入した異物(魚の骨など)が、唾液中のカルシウムなどと反応を起こし固まると生じる。あるいは唾液の性状の変化や、唾液分泌量の低下による唾液の停留、唾液腺導管内の細菌感染などが唾石形成の原因として挙げられる。

治療方法

小さい唾石であれば、唾液分泌を促すことで唾液腺開口部から自然と流れ出てくることもある。これが期待できない場合は摘出処置を行う。