リテーナー

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リテーナーは、歯列矯正後に歯、および顎骨をその位置と状態に安定させるために使用する。リテーナーには様々な種類があるが、症例や患者本人の希望により使い分ける。

装着期間は概ね2〜3年で、矯正治療にかかった期間と同程度が目安。基本的に食事や歯磨き時以外は装着し、徐々に装着時間を短くしていく。

可撤式リテーナーは、取り外しが可能なため、患者自身で洗浄を行う。歯ブラシや洗浄液等を使用するが、歯磨剤は表面を傷付け細菌繁殖の原因となるため使用しない。また熱湯も変形の原因となるため使用しないよう指導する。携帯する際は変形・紛失を防ぐため、ケースに入れる。

● プレートタイプ

　・可撤式(取り外し可能)

　・床部分にワイヤーが付いたもの

　・素材により装着中は目立つ場合がある

● マウスピースタイプ

　・可撤式

　・透明なため装着中も目立たない

● フィックスタイプ

　・固定式

　・歯の裏側にワイヤーを装着する

　・装着後も周りからは見えず外見に影響しない

　・清掃が難しくプラーク等が付着しやすい