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歯科の辞典
顎変形症
カテゴリー
症状
顎変形症とは、上下の顎の大きさや形、位置、バランスの異常が起きている状態のこと。具体的には以下のような症状が見られる。
- 顔貌の変形
- 咬み合わせの異常
- 構音障害(発音がうまくできない状態) など
原因
治療方法
顎変形症の治療の流れは、おおむね以下の通りである。
- カウンセリング
- 検査・診断
- 術前矯正治療
- 手術
- 術後矯正治療
- 保定
軽度の顎変形症であれば、手術を行わず矯正治療のみで済むこともある。しかしそれが難しい重度の顎変形症であると判断された場合、手術が必要になり上記のように術前・術後で矯正治療を行うこともある。
術前矯正治療では、手術後に正常な咬み合わせになるよう歯を移動させる。手術では骨を分割したり、延長するための処置を行う。歯列や咬合は術前矯正により整っているため、その後に行う術後矯正治療では微調整が中心となる。
なお顎変形症による矯正治療は、指定の医療機関であるなど条件が揃えば保険適用となる。