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歯根吸収

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症状

歯根吸収とは、何らかの原因により歯根が溶け、本来の長さよりも長さが短くなること。軽度であれば症状として現れないが、重度の場合は歯のぐらつきや脱落につながることもある。

原因

  • 歯列矯正治療
  • 外傷
  • 生理的なもの など

歯列矯正を行う際に、歯を大きく動かしたり、矯正治療期間が長期に及ぶ場合、歯根を含む歯周組織に大きな負担がかかり、歯根吸収が起こりやすい。
なお先天的に歯根が短かったり、歯根の形態に異常があったりすると歯根吸収が起こりやすいとされる。

また永久歯に生え変わるときに乳歯の歯根吸収が起こるが、これは生理的なものである。それに対して外傷を受けたり、歯髄処置の予後不良によって歯の内側から歯根吸収が起こることもある。これは「内部吸収」とも呼ばれる。

治療方法

吸収された歯根は元に戻すことができない。なお内部吸収の場合は、根管治療により歯根吸収の進行を抑制することは可能である。