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う蝕菌

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概要

う蝕菌とは、口腔内細菌のうち、う蝕(むし歯)の原因となる細菌の総称で、ミュータンス菌が代表的である。ミュータンス菌は、飲食物などに含まれる糖を元に粘着性のグルカンを作り出し、これが歯垢(プラーク)の基となる。歯垢にはう蝕菌が多く含まれており、除去されないと産生された酸により歯が溶かされていく。これがう蝕(むし歯)である。

歯周病菌との違い

う蝕菌歯周病菌
ダメージを与える部位歯周組織
生息場所酸素が多い/酸性環境
(歯に付着したプラーク等)
酸素が少ない/アルカリ性環境
(歯周ポケット内等)
栄養とする物質糖質血液中のたんぱく質

代表的なもの

  • Streptococcus mutans(ストレプトコッカス・ミュータンス)
  • Streptococcus sobrinus(ストレプトコッカス・ソブリヌス)
  • Lactobacillus(ラクトバシラス)