ブラッシングの方法

①歯ブラシの持ち方
鉛筆を持つように軽く握ります。

②歯ブラシを当てる強さ
歯ブラシを当てる際の圧力は、100～150g程度。

③歯ブラシの動かし方
歯と歯の間に毛先が入るように当て、小刻みに動かします。

スクラビング法

良好な歯肉の状態維持にのために行うブラッシング方法。
歯列不正、矯正治療中でも行えるため、スタンダードなブラッシング方法でもある。

歯の外側は歯ブラシの毛先を歯に垂直に当てる。

歯の内側は45度に当てる。

小刻みに左右に動かします。

バス法

歯肉腫脹、出血、痛みのある方におすすめのブラッシング方法。
バス法を行う際はテーパード毛のハブラシを使用し、痛みがある場合はやわらかめ、
もしくは超軟毛のハブラシを使用する。
歯肉マッサージの効果も高いが、誤った操作は歯肉を傷つける可能性があるため、注意が必要。

歯に対して斜め45°の角度でハブラシを当て、ハブラシの毛先を歯周ポケットに軽く挿入します。

ひとつの部位に対し、数秒間圧迫振動を加えます。痛みや出血がある場合はハブラシの硬さやブラッシング方法の変更を検討します。

フォーンズ法

幼児など細かい操作が困難な場合や、ブラッシングの仕上げに歯磨剤を使用する際に行う。
短時間で歯面のプラークを落とすことができる一方で、歯間部の清掃は不十分になりやすい。
歯肉マッサージ効果も得られるが、強いブラッシング圧だと辺縁歯肉を傷つけることがある。

軽く歯をかみ合わせ、大きく円を描くように動かします。

ハブラシを当てる角度は、 歯に対して直角(90°)。

奥歯の内側はハブラシを斜めに入れ、前後に動かします。前歯の内側は1本ずつ磨きます。

ローリング法

歯肉マッサージ効果が高く、歯肉の弱い方にオススメのブラッシング方法。
高齢者はハブラシに十分な圧がかけられず、プラークの除去率が劣る場合がある。

歯肉側にハブラシをあてる。

ブラシを回転させ、ブラシの横腹で歯と歯肉の間をマッサージする。

ブラシを歯冠方向に回転させる